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vol.001

sisu-journalについて

はじめまして、こんにちは。
新しく誕生した、sisuのページをご覧いただきありがとうございます。

JOURNALページでは、「人間性で世界をつなぐ」という私たちのMissonに連動する形で、「人それぞれの福祉を巡る旅」をテーマに、福祉からつながる、人や場所、体験、活動、表現、文化、世界観などをたずねる旅をみなさんと共有できたらと思います。

福祉ときいて、思い浮かべるイメージは何でしょうか。子育てや病気になった時にお世話になるもの。または、介護が必要なお年寄りとそれを支える介護者の姿でしょうか。それとも障がい者と呼ばれる人たちを思い浮かべますか。それらはすべて福祉です。しかし、福祉の世界観はさらに大きな広がりをもっています。

これまで、福祉という言葉は、英語のWelfareに置き換えられてきました。Welfare(ウェルフェア)は、Well(よい)とFare(人がある状態でやっていく)という言葉から成り「よりよく生きる(暮らす)こと」という意味を持ちます。背景には「社会的弱者は保護の対象であり、公的扶助やサービスにより生活の充足や安定をえる」というような、当事者にとって受動的な福祉観がありました。

近年では、福祉はWell-Beingと置き換えられることが多くなってきました。Well-Being(ウェルビーイング)とは、Well(よい)とBeing(状態)が組み合わさった言葉で、「よく在る」「よく居る」状態、幸福で肉体的、精神的、社会的に満たされた状態をいいます。

公的福祉を実現するための方法への着目だけでなく、一人ひとりの人へと視点を深め、自己決定や自己実現といった当事者の主体性を尊重する福祉観が根づいてきたのだと思います。

もともと福祉は幸福という意味を持つ言葉ですが、社会の認識や仕組みの進歩で、より一層、言葉が持つ本来の意味に近づいてきたと感じられます。well-beingの向上を望む心は、スペシャルニーズを持つ人も、そうでない人も、共通した人生のテーマ、いわば人間にとっての命題のようなものではないでしょうか。

幸せとは何か。その答えは様々だと思います。楽観。陽気さ。幸福を感じる力。満足。平穏。自然であること。ストレスがないこと。不幸に耐える力。ハッピーエンドを求める私たち人間が、どう生きるべきなかを己に問う動的な概念であるという考えもあるでしょう。さまざまな幸福観が、人と人との違いを際立たせるとともに、私たちの人生にヒントや気づきを与えてくれる、そんな気がします。

福祉から連なる世界には、自分自身の幸せを大切にする誰かの姿、また誰かの幸せを大切にすることに励むコミュニティ、みなさんに知っていただきたいと思う風景がたくさんあります。

福祉という切り口から見る世界。
sisuが始める新たな旅にご一緒いただくことで、新たな感性との出会いや気づき、そして、心の交流が生まれることがあるのなら、とてもうれしく思います。

よき旅先案内になれればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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